パークゴルフコース
パークゴルフ場の造り方
ご留意ください
誰もが気軽に楽しむことのできる生涯スポーツ、コミュニティスポーツとしての原点を遵守し、健全な普及推進を図るため、「パークゴルフ・コース設置基準」が定められております。 パークゴルフ・コースは、この設置基準に沿ったものでなければ、公益社団法人日本パークゴルフ協会が保持する「パークゴルフ」商標の管理規程に定めるところにより、「パークゴルフ・コース」として設置することができませんので十分にご留意ください。当協会では、パークゴルフ場造成に関してアドバイスをしております。施工前(設計図)に、ご気軽にお問い合わせ下さい。
パークゴルフ場を計画されている皆さんへ
パークゴルフコース設置基準に沿ったコースづくりを
※まず「コース設置基準」をよくお読み下さい。
当協会では、パークゴルフが安全で協会の基本理念であります「安全で楽しく遊ぶことができる三世代スポーツ」に相応しいコースの造成にできるかぎり便宜を図りたいと考え、パークゴルフ場造成に関してアドバイスをしております。施工前(設計時)に、ご気軽にお問い合わせ下さい。特に公認コースの認定を考えているコースについては、施工前に当協会に協議してください。現地審査の段階で造成の手直しなどが生じ、余分な経費をかけないためにもぜひ配意して下さい。
PGコースのつくり方
コースの造成について
コースの面積 | 18ホールで1.5ha~2.5ha | |
主たる条件 | ホールの長さ | 1ホール=100メートル以下 9ホール=500メートル以下 18ホール=1000メートル以下 |
幅員 | W= 5~20メートル | |
グリーン | カップ廻り5~10メートル(面積があれば広く) | |
打数 | パー 66(18ホールの場合) | |
工事概要 | 土工 | 整地、グラスバンカー造成 |
植裁工 | 高木、低木、障害物等 | |
張芝工 | 吹付工、張り芝 | |
附帯工 |
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コース造成に当たっての留意事項は次の通りです。
- 当然、設計図を作成すると思いますが、その通りに造らない方が良いです。
(地形、面積等により設計図面通りには行かない事が多い)- 地形、その他を充分に生かすためには現地を見ながら修正すべきです。
- 安全面の配慮やルールに合ったコースにするには造成中に現状分析して確認を。
- パークゴルフとゴルフは似ていますが、ゴルフ感覚を重視すると失敗するケースがあります。必ずしもゴルフの上手な人がコース設計せずとも良いです。
- パークゴルフの理念を深めて設計を、その為には発注者も理事者、関係部署担当者も含めて遠慮せず視察をしていただきたいです。また、請負業者も必ず視察していただきたいです。
- 地理的条件等もあり、やむえない場合もあるが将来を考えて最低18ホール、大会等を考えると隣接して後18ホールを将来追加できるような配慮が必要です。
パークゴルフは安全を第一に考慮するコミュニティスポーツです。
次にあげるポイントは必ず守ってください。(コースの設置基準より抜粋)
次にあげるポイントは必ず守ってください。(コースの設置基準より抜粋)
- コース上で交差するホール・同方向に並行したホールは危険を伴う為パークゴルフコースと認めません。
- ドッグレックは、安全性からも出来るだけ避けることが望ましい。
- フェアウェイとラフの区別はあっても良いが、ラフの草丈はボールが脱出可能な刈丈にし、フェアウェイの幅員は、少なくとも2m以上が望ましい。
- バンカーの数や大きさ等に制限は無いが、「グリーンに向かって打てない」「深すぎてプレーヤーの姿が隠れてしまう」等は避けるべきです。
- コースの難易度を高めるために工夫はあっても良いが池越え・谷越え等は造成すべきでありません。
- ティーグラウンドの高さは前面において地表から30 cmを越えないことが望ましい。
- OBラインの杭、ゾーンの杭を示す杭はそれぞれ白・白に青テープと決められているが、その他の用途の色杭は一切これを認めません。
初心者の方がコースで楽しく遊べるように、コース管理者の方のパークゴルフのルール・マナーの習得にも日本協会の指導者制度をぜひご活用ください。
ホームページ内で、コース設置基準及び公認コース認定規程・申請書類のダウンロードができます。